続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

覚え書き・地震の日

3月11日のあのときは、いつものようにPC前にいたんだけど、
初めの揺れがなかなか納まらなくてあれ?って思う間に
どんどん揺れ幅が大きくなった。
さすがにまずいだろと思ってストーブとボイラーを消すと
部屋のドア、玄関のドアを開け放って外に。
地面がぐーらぐーらと揺れてて電線もゆさーゆさーって。
ようやく落ち着いた頃に、二階で昼寝していた夫が外に出てきた。
そして言うことが、
「なーにストーブ消してドア開けっ放しにしてんの?寒いジャン
しかも外に逃げ出すとか、なにあわててんの?」
「いやいやいや、だってすごい揺れだったでしょ。
ストーブ消す、退路を確保する、基本でしょ。」
って言ったけど、ぜーんぜんバカにして聞いちゃくれない。
まぁ、一番揺れを感じるはずの二階で横になってる人が
大した揺れじゃないっていうのなら、そうだったのかも…しれない。
家に入ってみると、確かに壁にたてかけていた紙がペランと
床に落ちてるくらいで他には何も落ちたり壊れたりしてない。
ふーむ。そうするとやっぱりたいしたことなかったん…かな…。
でも、電気が消えてる。停電。
しばらくしても電気がつく感じがしない。
電気がないと電話も使えないから、連絡手段は携帯のみ。
そう思ったらとたんに携帯の充電が心配になって。
とりあえず充電器だけでも買いに行きたい!と
のんきにかまえてる夫の尻をたたいてコンビニに。
薄暗いコンビニでは電卓片手に店員さんがお客さんの相手をしてた。
まだそれほどお客さんは来てなくて、電池式の携帯充電器を購入。
大変ですねーなんて暢気に店員さんと話をして、
それからついでだからと近くのスーパーへ。
停電してたけど、やはり電卓片手に営業していたから、インスタントラーメン
レトルトカレー、カセットコンロ用のボンベ、ローソクなどを購入。
電池も買いたかったけど、手持ちが足りなくて断念。
明るいうちに娘が帰宅。
娘の勤める店も回りの店も全部いっせいに閉店したそうで。
ガス、水道は生きていたので、明るいうちに食事の用意。
それからとにかく寒いので暖房が必要。
暖房には七輪と炭を使った。あとはカセットコンロとガス台。
カセットコンロには水をいれたヤカン、
ガス台には水をはった大鍋をのせて火をつけた。
こういうことは全部夫がやってくれたわけで、
こと火に関してはたよりになる人なんです。
地震感知的には全然たよりにならんけど。
電池節約のために携帯のワンセグTVとラジオを交互につけて
世の中が大変なことを知る。
それでも今一ぴんとこないままに早々にふとんにはいって
なんとなく心ざわつきながら眠りについた地震の夜でした。