続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

イラストマップのこと

4月、5月と立て続けにイラストマップが完成しました。
一つは、文化財イラストマップ・秋田市泉(五庵山)・手形地区編
『ぐるっと文化財マップ』
もう一つは、秋田県横手市『おざってたんせ!増田の人マップ』


 秋田市文化財マップは市内の文化財をイラストで紹介するB2版カラーのもので、市内を大きく地区分けして毎年1地区ずつ制作してきました。今年は5年目にあたり、これで秋田市の主立った地域はだいたいカバーしたような感じです。
 初めにお話をいただいた時にはこんなに続くとは思っていなかったのですが、思いのほか評判が良いとのことで続編が続いてきたのは嬉しい限り!
 マップに掲載する物件は、事前のワークショップに参加した市民の提案も参考に決めるのですが、私もそこから参加させていただいています。
1.ワークショップに参加してみなさんと歩いて面白ポイントを探す。
2.物件が最終決定した後、すべてのポイントに足を運ぶ。
この二点を行うと描く時の思い入れが全然違ってきます。場所や建物にはそこならではの歴史と空気があります。季節や天気も含めその日その場でなければ得られない何かがあるので、それを持って帰ってきます。
 できたイラストにそれが反映できてるかと言われると、それはまぁなんとも言えない…。でも描いている本人の納得感が違うのです。で、納得感のある仕事はやっていて楽しいのです。楽しい。
 というわけで、手間暇はかかるけれど大好きな仕事です。


 横手市増田町の『おざってたんせ!増田の人マップ』はA3版2色刷り。こちらは水彩画の文化財マップと違って墨汁と丸ペンで描いています。
 年が明けてから急にお声がけをいただきバタバタと完成したものですが、これも楽しい仕事でした。時間がない中それなりにしっかり取材させていただいた納得感もさることながら、依頼をいただいた蔵ッカーズの方たちの増田愛がすばらしかったのです。
 蔵ッカーズというのは、“内蔵のある町” 秋田県横手市増田町を盛り上げようと集まり始めた若い人たちのグループ。20〜40代のメンバーのなんとか町を盛り立てたいという思いはとても熱くて思わずこちらも力が入ってしまいました。
 これこれ、こういう思い、愛のある仕事。これはやっていて嬉しい。こちらも続くといいなぁ。表紙に何気なく「第1弾」って入っているし…。なんとか続きますように!


 それぞれの入手方法ですが、秋田市のマップは市内の公共施設に置いてあるような気がしますが、秋田市教育委員会文化振興室(TEL 018-866-2246)に問い合わせるのが1番確かかと。
 増田町のマップは増田町周辺の公共施設に置いてあるような…。横手市観光おもてなし課(TEL 0182-32-2118)に問い合わせるといろいろわかると思います。
 いい加減ですみませんが、売っているものではないので私もよく把握していないのでした。