続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

神様からのプレゼント その1。

神様から親切にしていただいた次の日のこと。
取材で夫婦そろって県南方面に遠出。
(遠出ってのは、高速使って1時間以上も走らなきゃならない距離。
国道を1時間ほどの距離なら少しばかりの遠出です、ワタクシ基準では)


日頃何事につけ段取りの悪い私は(直前に指さし確認とかモタモタやるし)
出発予定時刻にきっちり出発できることがまったくない!
威張るようなことではないけれど、断言できちゃうので仕方がない。


なのに、この日はなんだかしらないけれどてきぱきと事がすすみ
あら?予定時刻より早目に出発できたではありませんか。
おお、やっぱりやればできる子だ、私ってば。
というわけで夫婦そろってニコニコと出発したわけです。


途中コンビニで軽く買い物などして、高速に乗って走ること小一時間。
目的地には予定時刻よりかなり早めに到着しそうな気配。
取材するにも余裕ができて結構なことではありませんか。
というところで、夫がトイレ休憩を提案。
というか、勝手にパーキングエリアに突入してこう言ったわけですね。
「トイレいいか?あと向こうにつくまでないよ?」と。
私は正直なところ特に自然に呼ばれている気もしなかったんですけれど
まぁこういうものは、つきあいとか、流れってこともあるし。(あるか?)
仕方ないなぁ・・・みたいな感じで車をおりたわけです。
深い考えも何もなかったので、とにかく身一つ。
体だけポトンと車からおりてパタンとドアを閉めたんですね。
一瞬間があって、夫のうめき声。
「ああ〜」
「どしたの?」
「やってしまった・・・」
はいはいはい、車の鍵を閉じ込めてしまいましたとさ。


私も身一つ。夫も身一つ。
夫のキー、私のスペアキー、夫の携帯、私の携帯、
小銭入れも札入れもゼーーンブ車の中。
高速とはいえ、東北は秋田の内陸奥地の道路ですから
車なんてそんなに走ってないんですよ。
だからパーキングエリアに入ってくる車だってほとんどないんですよ。
孤立無援。どーすんの???
空はのどかに晴れ渡り小鳥のさえずりばかりが響く山の中のことでありました。
       つづく