続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

神様の親切。

ちょっと前のこと。
打ち合わせで県北方面に少しばかり遠出。
出る時にすでに約束の時間になんとか間に合うかどうかという状態。
とはいえ、間にあわなくなりそうになったら電話連絡さえすれば
それはそれで大丈夫な案件だったので、出発前に指さし点検。


携帯電話ヨ〜シ!
資料ヨ〜シ!
財布ヨ〜シ!
眼鏡ヨ〜シ!
相手の電話番号ヨ〜シ!!
番号登録すればいいんだけれど、時間も押しているので
電話番号のついている印刷物を持っていくことにする。
この印刷物さえ忘れなければ遅刻も怖くない!!!
というわけでドタバタと出発。


どうしてもはずせない用事をこなしていたら
あああ。やっぱりかなり遅刻気味。
遠い道のりで、前の車がトロトロ走りだったりすると
もうどうしようもない。
約束の時間まであと8分ほど。まだまだ目的地は遠い。
よし、このタイミングで電話を入れておくことにしよう。


車をとめてバックの中を覗く。
電話番号の入った印刷物はすぐ見つかる。よしよし。
で、携帯電話は???・・・・ん?ない???


あああ、あれほど指差し点検したのに、
テーブルの上で点検したのが敗因だった。
ちゃんと点検してもバックに入れなきゃ話にならない。


さて困った。国道を走っているとはいっても
携帯がこれだけ普及したこのご時世、なかなか公衆電話はない。
いや、さすがにコンビニにはあるか?
よし。コンビニを目指して走る!と思ったけれど
こういう時に限ってコンビニがない。
しかもコンビニに必ず公衆電話があるかと改めて考えてみると
いや、ない店もあるかも・・・と不安はつのる。


焦りつつ走るうちに約束の時間は刻々とせまる。
コンビニは全然見えてこない。
道の両脇に建物は流れていくけれど民家だったり工場だったり
およそ公衆電話とは関係のない感じ。
しかもだんだん家が少なくなってきて、風景は山っぽくなってくる。
ますます公衆電話とは離れていく気配。
うわ〜、このタイミングで電話できないと、すごく失礼な人になってしまう!!
困った〜!!!!


と、その時前方右側に小さな緑のとんがり屋根が。
おおお〜、道路脇に電話ボックスが光り輝いている!
この時ほどそのガラスのボックスがありがたく思えたことはありません。
いそいで車を停めるとあわてて電話。
あわてすぎてボタンを押し間違えて通じないという間抜けを繰り返すこと三回。
とうとう相手に通じたときには心底嬉しかったです。
ギリギリの線で公衆電話を見つけられたこと。
それから番号登録をしてしまわないで、印刷物を持ってきていたことに感謝。
これって絶対神様が助けてくれたんだわ!とか思う。


いやま、どうせ助けるのなら家を出るときに携帯忘れてるよ!って
教えてくれる方が親切だとは思うけど。
親切を安売りしないところが神様なんだ。うん、うん、そうに違いない。