続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

二冊ご紹介。

一冊目はいろいろと御世話になっている方の出された本です。

坪内逍遥の國語讀本―原文、振り仮名、現代語訳つき。

坪内逍遥の國語讀本―原文、振り仮名、現代語訳つき。

多岐に渡っている内容そのものも興味深いのですが、
読んでいると独特の言葉のリズムに酔うようで、それがまた楽しい。
これは私にとっては、寝る前にジンワリ読む本です。


二冊目は、非売品なんですけど小西堂の作品です。


『ヤスコサンバの話っこ 歩いた歩いた産婆人生』
語り・高橋ヤス 聞き書き・小西一三
並製本 B5版 96ページ


湯沢市高松にお住まいの助産婦・高橋ヤスさんのお宅に通って
小西一三が伺ったお話をまとめたもので 、昨年末ギリギリに刷り上がりました。
私は表紙のイラストと、データ作成を受け持っています。

大正13年産まれの高橋さんは82才。
昭和20年から地域で初めての助産婦として働き始めた方です。
それまでのお産は専門知識を持たない『取り上げ婆さん』によって
経験だけを頼りに行われていました。
当時のお産のことや、助産婦という職業にまつわる
悲喜こもごものエピソードなどを
高橋さんの口調を活かした文体で綴っています。
お金にはビタイチならないんだけど、
残しておきたいことって絶対あるよね。
というようなスタンスだけで作ってみました。
だから貧乏なんだよなぁ。。。