続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

土鈴いろいろ

土鈴作りにすっかりはまってしまいました。
土をこねて卵型の小さな器をつくり、中に鈴玉をいれて口をとじます。底に鈴口を切り、よく乾燥させたら窯で焼きます。最後に全面に絵を描いて出来上がり。掌にすっぽり収まる大きさと、振ると音がする楽しさが病み付きの元。もちろん絵を描くのも楽しい!



クリスマスバージョンです。リキテックス(アクリル絵具)で絵付けしています。幅高さとも約5cmほど。
空色クリスマス。リスが赤い実を持っています。



こちらは夜色クリスマス。ツリーがシンプルです。この写真では見えませんがリスの代わりに窓に明かりのともった家が描かれています。



この時期土鈴といえば干支もの。申年にちなんで三猿です。
こちらは昔ながらの胡粉と泥絵具で絵付けしました。高さ7cmほどあります。
泥絵具(水干絵具)を膠に溶かして描くのは、アクリル絵具を使うよりずっと扱いにくく手間がかかります。でも、そのしっとりと素焼きになじむ感じはなんとも言えず良いものです。



そして一番気に入っているのがこのおばこ土鈴。
男鹿の椿おばこ、仁井田(秋田市)のばっけおばこ、角館の桜おばこ。三人そろって「秋田の三花おばこ」です。


絵付けは岩絵の具。粒子が他の絵具に比べて大きいのでぽってりと土に色が乗ります。色合いがシックで発色が良いのでその色味を見ているだけで心地よいです。
こちらはおかげさまで第7回秋田工芸展に入選しました。6日まで県立美術館の県民ギャラリーで展示されています。


クリスマス土鈴と干支土鈴はほんの少しですが秋田贔屓さんで販売しています!
クリスマス土鈴はクリアケースつきで2,500円
干支土鈴は赤いフェルトつきで2,800円です。