続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

庄内ひな街道

ふーむ。また随分日記の間があいちゃったなぁ。
夫日記は微妙に更新してたみたいだけど。
さて、先日ちょっと遠出してきました。末娘が春休みに入ったし、天気は良いし。思い立ったら吉日ということで、お隣の山形県までドライブですよ。庄内空港のギャラリーにお雛様が飾ってあるというので、それを見てきました。
この時期、酒田や鶴岡の旧家や商店やギャラリーにはお雛様がたんと飾られます。庄内ひな街道と称して観光客を呼ぶ作戦ですね。このあたりの事情はお雛様博士の郷さんに教えてもらったんですけど。
へぇ、とばかりに検索していたら、庄内空港でも飾ってるっていうじゃありませんか。しかもそのお雛様が鶴岡市加茂の大地主・秋野家のものだったんですって。
おお、秋野家のお雛様!
「秋野さんとはホントに親しくしていてね、ひな祭りには三間続きのお座敷いっぱいに雛壇が飾ってあったものよ。そのお雛様のきれいなことといったら…。ねぇ。夢物語よ」とおっしゃる御年八十余歳のおばあさまが知り合いにおりましてね。
そのお雛様のことは何度も何度も聞かされていたのです。その話をなさるときには本当に幸せそうに、半ばうっとりと話されるので、一度見てみたいものだと思っていました。
そういうわけで片道2時間、ぶっとばして来ました。
お雛様は…。ああ、ちゃんと座敷に雛壇飾りにしてあげればいいのに。お気の毒に。明るい台の上に置けばいいってもんじゃないよなぁ。・・・という状態でした。お人形そのものは素敵だったんだけどねぇ。
帰りの道すがら、ニシン漁で財をなしたという青山家でもお雛様を飾っているというので、ちょっと寄ってみました。ここはお座敷に昔ながらの段飾り。やっぱり、こうでなくちゃね。携帯で撮ったのでわかりにくいかもしれないけど、こんな感じ。なかなかいい雰囲気でした。




が!家自体が古くて暗いし、人形にも時代がついているもんだから、末娘は怖がって叫びっぱなし。腕にしがみつきっぱなし。いや、あんたの叫び声の方が怖いって!