続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

秋田と仙台で個展を開きます

毎年恒例となりましたル・エタージュさんでの個展ですが
14日(水)から19日(日)まで開催いたします。


秋田の手漉き紙「十文字和紙」に日本画の絵具で土人形の絵を描いています。
これまでは八橋人形のおひな様を多く描いてきましたが、今年は中山人形や仙台の堤人形のおひな様をはじめ縁起物の招き猫などの土人形を描いてみました。土鈴や土人形も並べます。絵も土鈴もちょっとしたスペースに飾りやすいものばかりです。長い冬も終わりが見えてきたこの時期、すぐそこの春に思いを馳せつつギャラリスペースの暖かい雰囲気をお楽しみください。


「春待ち展」
会期:2月15日(水)〜19日(日)
時間:11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
場所:デザインスペース ル・エタージュ
   秋田市山王5丁目11-31
   018-866-3890



また、翌週21日(水)から25日(日)には仙台市のギャラリー専さんで同様の個展を開催します。


初めての場所での個展なのでまったくどうなるか見当がつかず今からドキドキしています。沢山の方に見て頂けるといいのですが。


土人形の絵と土鈴 小西由紀子個展」
会期:2月21日(水)〜25日(日)
時間:10:00〜18:00(最終日は16:00まで)
場所:ギャラリー 専
   仙台市青葉区国分町3丁目9-9
   022-721-5221

新年

あけましておめでとうございます。



秋田のこの時期としては珍しい青空。屋根の上に雪もありません。穏やかなお正月です。



昨年は地味にコツコツと土をこね、絵を描く1年でした。それで目に見える結果、成果が得られたかというと…微妙かな。年末に土鈴で賞を頂いたのはとても嬉しかったですが、もっと良いものを作れたはずという気持ちも強いのです。でもこれが今の自分にできること。
土をこねて立体を作る、平面に絵具を乗せて描く、モニター上でさまざまなアイテムを組み合わせてデザインする。今まで、興味のおもむくままやりたいことをやりたいままに手を出してきたせいで、どれも深堀ができてないなぁと思わないわけではありません。
とはいえ、どれか一つだけをトコトンやれるかというと、性格的に無理なのです。できることをできる範囲で無理せず、かといって手を抜かず。そしてその結果はどんなものであれ受け入れる。それしかないものねぇ、というのが昨年暮れに到達した感想。

今年もじたばたせずマイペースに作り、描き、楽しむことにいたしましょう。今年最初のイベントは秋田市のル・エタージュさんでの個展(2月14日〜18日)です。まずはそれに向けて淡々と、黙々と。
今年もみなさまよろしくおつきあいくださいますように。

展示販売中です

年末恒例のル・エタージュさんの「師走展」
キャンドル・ワイヤーワークの古川孝子さん
楽しむ衣のヒムカシさん、土鈴の杉山ハヤトさん
羊毛フェルトマフラーのくじあさこさん
この4人の合同展示会ですが、
そこにこっそり少しだけ参加させていただいてます。
干支のものということで秋田犬の土鈴と小さな土人形



秋田犬のもふもふ感と
もっさりめんこい感じが出てると成功なんですが。
数が少ないのでお早めに。


ル・エタージュさんのブログでも御紹介いただいています。
http://le-etage.blog.jp/archives/73958172.html
師走にピッタリの作品がそろっていて楽しいです。


会期:12月5日(水)〜20日(日)

時間:11:00〜19:00(日・祝は18時まで)

場所:デザインスペース ル・エタージュ

   秋田市山王5丁目11-31-2F

   018-866-3890

奨励賞を頂きました

11月末、秋田県工芸家協会主催の公募展「第9回秋田工芸展」で奨励賞を頂きました。
出品したのは秋田犬をつれた舞妓さん三人組の土鈴です。




昨年も小さな舞妓さんの土鈴を出品して入選したのですが、もう少し大きなものも作ってみたいと思っていました。そんな時に庄内の瓦人形に花魁道中の禿のような女の子を発見。大きさ、形、振ると音がするところもすっかり気に入ってこれを参考に舞妓さんを作ることにしました。
特にポーズ、大きさなどを参考にしつつ、頭は秋田舞妓らしい日本髪に。それからまだまだ「舞妓さんといえば秋田」とはいかないので、秋田犬を組み合わせて誰が見ても秋田をイメージできるようにしてみました。
秋田犬の色と舞妓さんの着物の色柄の組み合わせを考えるのはとても楽しく、それだけで物作りとしては十分なのですが、賞までいただいて心から嬉しくありがたいことです。
もう次に作りたいもののことを考えています。まだぼんやりとしていますが、方向は見えてる感じでワクワクします。作ったり描いたりするのって本当に楽しいですね。

体験講座修了しました

体験講座「千秋公園松下で舞妓さんを描く」が無事に終わりました。初めての試みでドキドキものだったのですが、参加者みなさんとても楽しんで下さったようでホッとしています。


今回モデルになって下さった舞妓さんは、一昨日デビューしたばかりの佳乃藤さん。微笑みを絶やさない口元が可愛らしく、座り姿も凛として美しく。ついつい見とれてしまう、描きたい欲をかきたてられるモデルさんでした。参加者みなさんも同じ思いだったようで、一生懸命にスケッチに取り組んでくださいました。


かつて料亭だった松下の80畳近い座敷は天井も高く、そこに舞妓さんが1人正座しているだけで独特の雰囲気が生まれます。その舞妓さんとスケッチの合間に親しくお話できるのも、広々とした室内で絵筆を取ることもすべてが非日常的で楽しいことでした。是非多くの方に体験していただきたいと思います。


また次の機会を作れるよう調整していきたいと思います。
本日参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

人物スケッチ

昨日「レコードとデッサン会」で描いた人物スケッチです。10分1ポーズを5ポーズ。集中して描く10分は結構長く、それでいてあっという間。線を探し色を塗る濃密な時を味わってきました。
モデルは上半身の魅力が半端ないヨガの先生。しっかりした骨と筋肉と適度な脂肪の美しいこと。腰から首、頭にかけて貫かれた芯の美しいこと。人を描くたびに人体の魅力の果てのなさに気づかされます。


もちろん同時にそれを描ききれない自分の力量にも気づくんですが、でも楽しいのですべてOK。ここまでは本当に楽しく取り組めるのです。


問題は、ここから先。本画として仕上げる時。スケッチを沢山してそこから一枚の日本画作品にするのって、いつまでたってもその勘所が全然わからない。結構苦しい。それでもなんで描くのかと言えば…、それも実はよくわからない。この「なにがなんだかわからん」感じが良いのかしら。


物心つく頃からずっと描いたり作ったりしてきていても、こんなもんですね。まぁ、これしかできないし、これが楽しいのだから結果オーライなんでしょう。これからもさらに楽しみます!


体験講座「千秋公園 松下で舞妓さんを描く」

かつての料亭の大広間で舞妓さんをスケッチしましょう。
千秋公園入り口に建つ大正初期創業の元料亭「松下」。その2階”72畳”の大広間で「舞妓さん」にモデルになっていただきます。

日 時…10月7日(土)11:00〜14:00
会 場…秋田市千秋公園 松下二階座敷
費 用…4,000円(材料費、昼の軽食込み)
定 員…8人
持ち物…舞妓さんの写真OKですので、カメラ、スマホなどお持ちください
〆 切…10月5日
申込先…contactページから
    又は
    design shop 秋田贔屓 018-853-7470まで


午前はA4サイズほどの画用紙に「舞妓さん」を鉛筆でスケッチ。
大広間での軽いお昼をはさんで、午後は午前中に撮影した舞妓さんの写真も参考にしながら水彩絵具などで簡単に色を付けて仕上げます。
千秋公園の緑に囲まれた日本家屋の広々とした座敷で日本髪や着物の柄など楽しんで描いてみましょう。
必要な道具はすべて準備しますので、お気軽にご参加下さい。