続・脱力日記

描いたり作ったりしてる人のダラダラ日記

昨日朝から、秋田美術作家協会主催のヌードデッサン会に参加してきました。


会員でなくても当日参加費さえ払えば描いていいという、とても門戸の広いヌードデッサン会です。おかげ様で美術作家じゃない私も堂々と参加。
秋田公立美大の付属施設を会場に、30人近くの参加者がいました。時折参加するグループデッサン会と違って会場が広く、イーゼルなどの備品もそろい、参加費もお安く、言うことなしのヌードデッサン会でした。あ、照明がちょっと残念だった。外光が入らず、照明にも偏りがあり。でもアトリエ用途の建物ではないので、これは仕方がないですね。落ち着いて描けるゆったりした場所というだけでもう十分です。


休憩時間の様子です。
ああ!もう!そう、10代の頃から慣れ親しんだこの雰囲気。落ち着く!こんな感じでデッサンできるのは本当に幸せです。秋田美術作家協会さんに感謝です。来年もたぶんあると思うので、楽しみに待つ事にしましょう。
で、描く前まではモデルさんを前に嬉しくて嬉しくて仕方ないのですが、描き終わるとねぇ。。

まぁ、未熟なのはしょうがない。精進しましょう、そうしましょう。

舞妓さんを描く会 第3回

6月29日に舞妓さんを描く会の3回目を開催しました。




今回のモデルさんは佳乃藤から変わって紫乃さん。涼やかな目元が印象的な秋田舞妓さんです。今までの2回は正座だったり直立だったりと、ひねりの少ないポーズ中心だったのですが、今回は参加者さんのご希望もあって少し情緒のあるポーズをお願いしました。いろいろと面倒なことを言い出すおばさんたちを相手に、紫乃さんよく応えてくださいました。



参加者みなさん、今回もとても熱心。5分休憩で紫乃さんが下がっても決して筆を止めることがありません。とことん描くという心意気。会場の松下さんも参加者の顔ぶれなどよく覚えてくださって、椅子の準備などきめ細やかにサポートしてくださいます。おかげさまで今回もみな気持ち良く描くことができました。


次回は9月30日(日)を予定しています。参加ご希望の方、興味をお持ちの方、お気軽にお問い合わせください。

舞妓さんを描く会 第3回

昨年9月に初めて開いた「舞妓さんを描く会」、3月の2回目に続き、今月末に3回目を開催いたします。若干の空きがありますので興味をもたれた方はお問い合わせください。



日 時…6月29日(金)11:00〜14:30
会 場秋田市千秋公園 松下二階座敷
費 用…4,000円(昼の軽食込み)
持ち物…舞妓さんの写真OKです。カメラ、スマホなどお持ちください
申込先contactページより


大広間での軽いお昼をはさんで、午前午後それぞれ1時間ずつスケッチをします。
画材は各自使いやすいものをご持参ください。
(水彩等、水をお使いになる場合は敷物もご用意ください)
画材をお持ちでない方はご相談ください。当方で可能な限り用意いたします。
舞妓さんの日本髪や着物などを間近にじっくり見て、楽しく絵にしてみませんか。


なお、第4回目を9月30日(日)に予定しています。
そちらへのお申し込みも受付ます。お問い合わせはお気軽に!

舞妓さんの絵それぞれ

先週末の「舞妓さんを描く会」に参加した方たちのブログやFacebookを御紹介します。
画像はそれぞれのブログからお借りしました。
リンク先をご覧になって当日の雰囲気を味わってみてください。



ファッションイラストレーター・浅野さんのブログ

「MARIA STYLE」

同じイラストレーターでも頭にファッションとつくとモデルさんの捉え方も又違いますね。



水彩画家・伊藤さんのFacebook

Facebook

植物の水彩画を得意とされる伊藤さんですが、最近は人物画にも意欲的に取り組んでいらっしゃいます。



イラストレーター・松沢さんのブログ

「続・ぽっくり松の木」

楽しく愉快なイラストを得意とするベテランのイラストレーターさんです。



同じ舞妓さんを描いても表現はさまざま。描きたいポイントも人それぞれ。
それでいて、描かれた顔が一様に描いた本人の顔とそこはかとなく似ている所が面白いです。

舞妓さんを描く会 第2回

昨日、舞妓さんを描く会を開催しました。


昨年10月に参加者4人で始めた企画ですが、2回目になる今回は参加者9名。一気に賑やかになりました。


あまり大人数になっても収集がつかないので、このくらいの人数でゆったり描くのがベストかなと思います。参加者みなさん画歴の長い方ばかりで、それぞれのスタイルがしっかりとあって面白かったです。


モデルは前回と同じ佳乃藤さん。10分描いて5分休憩を4回繰り返して1ポーズ描きます。これを午前1回、午後1回。あわせて2時間で2ポーズ描きました。前回は座りポーズでしたが今回は立ちポーズをお願いしました。ポーズが決まるとみなさんすごい集中力で描き始めて10分はあっと言う間。そこで5分休憩になるのですが、佳乃藤さんはあまり動く事もなく5分の間正座して過ごします。


楽にして下さいと言うのですが、足を崩す舞妓さんというのも考えられませんし、結局正座になってしまうようでした。そこをすかさずスケッチする人あり、立ちポーズの続きを描く人あり。5分休憩などないも同然の合計2時間となりました。この間佳乃藤さんは笑顔を絶やす事なくどんな姿勢でも美しく…。舞妓さん、すごいです。
参加者のみなさんまだまだ描き足りないようなので、秋くらいに3回目を考えています。参加希望者が定員に満たない場合はこちらでも告知いたしますが、興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

秋田市・文化財イラストマップ

イラストを担当させていただいた「ぐるっと文化財マップ」の雄和地区編が出来上がりました。


【雄和地区編の表紙 下部には写真があしらわれています】


平成23年から毎年1地区ずつ、8年に渡って作られてきた秋田市発行の文化財イラストマップですが、この雄和地区編でひとまず完結です。
毎年夏前に市民を募ってワークショップをひらき、実際に町歩きをしてマップに載せる物件をピックアップ、その後秋田市が検討して掲載物件が正式に決まるのが秋。それを受けて再度一つ一つの現場に足を向けて取材、年末から年明けにかけてイラストを描いて、年度末に出来上がり。
そんなペースで8年間。秋田市中央地区から始まり、新屋、土崎、寺内、八橋・川尻、泉・手形、河辺、雄和の8地区。どの地区を歩いても、古くから人が暮らした歴史があり、今も人の暮らす空間がありで飽きる事がありませんでした。



【表紙面をひらいたところ 全体の大きさはB2版(51.5cm×72.8cm)】



【裏面には重要な物件のイラストと説明文が掲載されています】


このマップは文化財を巡り歩くという視点からのものだったので、実は秋田市内の全地域を網羅している訳ではありません。できることなら、漏れてしまった地区もいつかマップにしてみたいものです。それから初年度の中央地区はちょっと詰め込み過ぎだったので分割して描き直せたら楽しいだろうなぁ。などと8部並べて思っています。




これらのマップは基本的に秋田市の公共施設に置いてあるとのこと。もし手に入るようでしたらマップ片手に町歩きをしてみてください。

秋田展、仙台展終了しました

2月14日(水)から18日(日)まで秋田市の「ル・エタージュ」さんで、翌週の21日(水)から25日(日)まで仙台の「ギャラリー専」さんで開催した個展。いずれも無事に終了しました。個展までの2か月半ほど、特に年が明けてからはほとんど外出することなく引きこもって制作に集中してきました。その分をすべて取り戻しておつりがくるほど、多くの方とお会いしてお話をした2週間でした。


ル・エタージュさんでの個展はこれで4回目になります。

今までで一番お天気に恵まれない5日間でしたが、そんな中でも足を運んで下さるお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。
3年前に「ひな絵展」としておひな様の絵を中心に始めた個展ですが、昨年からは「春待ち展」と名前も新たに土鈴や土人形にも力を入れ始めました。今年はさらに型抜き土鈴を増やしたのですが、経験不足のため原型から石膏型を取るのに要する時間(成功率)が読めなくてスケジュール調整にはとても苦労しました。

今回はおひな様を減らして招き猫などの縁起物の絵に挑戦してみました。土人形のおおらかさ、愛嬌、手触りが和紙の上に再現できればいいのですが、こちらもなかなか思うようにはいかないものです。そこがまた面白くもあるのですが。
いつものことながらル・エタージュさんは、さまざまに工夫をこらして居心地の良い空間を演出してくださいます。お越しくださったお客様たちはみなさんゆっくりとこの空間を楽しんでいかれるので、こちらも嬉しくなりました。
ル・エタージュさんのブログでの御紹介はこちらからご覧ください



引き続いて開いた仙台市での個展はこれが初めて。仙台に行く事自体がほとんどないのでまったくのアウェイ状態での開催です。

会場のギャラリー専さんは、こぢんまりすっきりとした気持ちのよいギャラリー。オーナーの菊地さんが絵筆をとられる方だからなのでしょう、絵の展示の勘所がしっかりしているスペースだと思いました。
展示は万全、あとはお客様を待つだけ。というところで段々不安になる私。あまりにもアウェイなもので…。 

そんな中、仙台周辺在住の絵や物作りの友人たちが手伝ってくれたり友達を連れて来てくれたり。本当に嬉しかった!ありがとう!また、わざわざ山形や秋田から足を運んでくださる方がいらっしゃったのにはビックリ。これも感謝しかないです。
2月という時期や広報不足などから来場者数は決して多いとは言えませんでした。でもお出でくださった方たちはみなさんじっくりと鑑賞してくださって、様々なお話を聞くことができました。新しい土地でのこうした出会いはとても新鮮で刺激的で、次の制作へとつながる意欲の元となりました。「よし、描く!作る!」そんな気持ちで秋田に帰ってきました。
ギャラリー専さんのブログでの御紹介は。こちらからご覧ください

秋田、仙台と充実の2週間。お買い上げくださったみな様、丁寧にご覧くださったみな様、心よりありがとうございました。
そして、旅立って行った絵や土鈴たちがみなさんのお手元で末永く愛していただけますように。